レゴランドも不評!名古屋ルールを知り、攻略せよ!
こんにちは、あやにーです。
今日Yahooニュースに関してツイートしたら、反響が。
名古屋で商いするの本当に大変なんだよ...
— あやにー / Ayaka Kato (@ayanie_jp) 2017年5月23日
新しいモノにすぐ食いつかない。自慢にならないモノには興味ない。よそ者に対する不信感がすごい。
新しいものはコケるっていう名古屋ルール...
来場者低迷、レゴランド隣接店舗が2か月で閉店 https://t.co/ptjUIzB3cw
レゴランドに関しては、名古屋人の私が言わせてもらうならば
場所が不便だとか、名古屋エリアとのコミュニケーション不足だとか色々あると思うのですが。(そもそも名古屋は民力が10分の1だしね)
テーマパークなんてディズニーもUSJもオープン当時は叩かれまくっていたので、しばらくはこうした「不況らしい」というネガキャンも宣伝だと思って、耐えるのがいいのでは、と思って観ています。
そもそも名古屋って、東京や大阪に比べて「商いがしにくい」エリアで、独特な名古屋文化があるんですよね。
今日はその名古屋で育ち、名古屋でマーケティングを学んだ私が「名古屋人ルールと商い」について書きたいと思います。
①名古屋人は基本的に排他的。
『名古屋人はよそものに厳しい問題』と題して、マツコの月曜から夜更かしでも叩かれていた名古屋ですが。
マジで厳しい。
元々、三英傑を生み出し、文化を作ってきたと思い込んでいる名古屋人。
お城があり、城下町の中、クローズされた環境で文化を育んでいるので、よそ者が来ると「自分たちの文化を変えられるのでは」という不安を覚えたのでしょう。
また名古屋の人はとにかく家を出たがらないし、結婚しても家族の近くに住んでいる率が高いため、生まれも育ちも名古屋という人が本当に多いんです。
名古屋への思い入れも、ひとしおだし、名古屋愛が半端ない。
そのため、ほかのエリアから来た人に対しての目はとても冷たいです。
証拠に名古屋人はすぐ人の出身地を聞きたがります。
これは企業やお店に対しても同じで新しいものにすぐに飛びつくことはしません。
②コミュニティの力がやばい
名古屋人は排他的な分、コミュニティを構築し、自分たちが所属する場所を持っています。
たとえば、名古屋には女子校御三家があり、どこの学校を卒業しているのかでコミュニティが分かれますし、その中でも「あなたは高校からなのね?」というような、恐ろしいマウンティングが大人になってからも行われるのです。(まじくだらない)
住んでいる場所、出身校、職業など様々なコミュニティがあり、そのコミュニティの中の情報を強く信用します。
そのコミュニティから外れるような「自分だけ」という行動をとることも、とても嫌がる。そういったところも新しいものへ飛びつきたがらない、という理由のひとつです。
コミュニティの外にいる人には全くもって優しくしませんし、ひどいときは「見えない人扱い」も......大人になっても仲がいい、という特徴があります。
③いまだに続くお嬢様文化
①でも書きましたが、名古屋は生まれて結婚し、子どもが生まれても名古屋で子育てをするので、家族との距離がとても近い地域です。
いくつになっても母親と出かけるし、家族とのつながりをとても重要視します。
ママがダメと言ったら、名古屋ではダメ。親受けがいかにいいか、というのは名古屋で成功するためには見逃せないポイントの一つです。
家柄も、住んでいる場所もとてもこだわります。ようは見栄っ張りなんですよね。
名古屋には名古屋のセレブマダム雑誌があるほど。
私、名古屋に戻って衝撃を受けたんです。「あなたのお家は外商(百貨店のね)はどちら?」って聞かれて。笑
如何に自分の育ちがいいか、という点でプレゼンテーションをするのは名古屋らしいなあといつも感じます。
④ブランドもの大好きは健在!東京だってブランド!
名古屋人はとても節制する、倹約家が多いのも特徴なのですが、名古屋には日本のルイ・ヴィトンの一割を担っているという民力10分の1とか思えない、店舗があります。
ブランドものが好きなのは健在。高級ブランドだけでなく「東京で流行っているもの」もブランドです。
ようは「ブランドもの=いいもの」という方程式があるので、ブランドに対してのお金はきちんと出します。
いち早く話題のお店に行った、銀座でわざわざ買ってきた、東京で住んでいたことがあるなど東京というのは名古屋人にとってブランドの一つ。
東京の話題のお店が一堂に会す、デパート催事まであるほどなんですよ。
◆では、名古屋人攻略法はなんなのか
ここまで3つの嫌~な名古屋人の特徴を書き連ねましたが(若干あやにーの私怨じゃないかって声も聞こえますが)ちゃんと攻略法があります。
①コミュニティのトップとコネを持て!!
名古屋人を攻略するには顔が広い人とのコネが必須!
一度仲良くなればずーーーーーーーーっとべったりです。なのでいかに良いコネを持てるか、そこがとても重要です。
②焦りは禁物!名古屋人は様子見をする!
新しいものに飛びつかないからこそ、じっくり攻略すべし。焦って話題を一気に作ったところで効果は出にくい。
それよりも目の前のお客さんを大事にすることで、所属しているコミュニティでの拡散を狙うべし!
またターゲットだけを狙うのではなく、そのターゲットの親も広くターゲットと捉え、プロモーションをしていくことが重要です。
③ブランディングに命をかけよ!
今回のレゴランドの失敗はここだと思っていて、「いかに海外で注目されているテーマパークであるのか」のプロモーションがされなかった。
ここで、海外のパークをメディアが取り上げるだけで、反応は違ったと思います。
いかに名古屋人が行ったことを自慢したくなる施設にするか、商品にするかは、名古屋ではめちゃめちゃ重要です。
とにかくブランディングには命を懸けたほうがいいと強く言いたいです。
名古屋人だからといって、100%そうではない!という意見も聞こえてきそうですが、私は「名古屋で商いをする難しさ」を23歳で起業して、よく知っています。
それだけ名古屋は他の地域に比べて特徴的で、一筋縄ではいかない。撤退するという声がとても多いのです。
話題のお店ができても、閉店していく。物が売れず、撤退していく。名古屋の特徴を少しだけ理解するだけで、その可能性が低くなればと思っています。
地域の良さとビジネスのやりやすさは別です。
名古屋人をディスらないで!と思ったあなたへ
私は名古屋人ですが、こうした名古屋文化に対して本当に「くだらないなー」と思ってきたし、今も思っている。他のエリアから来た友人が名古屋やりづらいと悩む声も聴いています。
私は名古屋が盛り上がってほしいし、もっともっといろんなお店や会社か挑戦してもらえるそんな場所になればいいと思っています。だからこそ名古屋の厄介さを伝えたい。
名古屋に生まれ、東京に出て、海外にも出て、名古屋でも仕事して、ずっと分析した思うことを書いたものです。
私の記事を読んで「イラッ」とした皆様は、ぜひあなたから名古屋を変えていってもらえたらいいなと思います。
そして、「名古屋に出たいんですけど」というご相談もお待ちしております!!!
名古屋で成功するには
— あやにー / Ayaka Kato (@ayanie_jp) 2017年5月23日
①ヒエラルキーやコミュニティとのコネ
②東京で話題になっている、並んでいるなど、東京で人気
③家族との密度がとても高くお嬢様文化が幾つになっても根強い。
「親が認めるもの」「親評価が高いもの」は当たる
このあたりは意識しておいてハズレはない。 #あやマーケ